歴史が学べる本だとは知らなかったサピエンス全史
こんにちは。
らんくるです。
やっとサピエンス全史読み終わりました。
上巻だけだけど。長かった。でも面白い
サピエンス全史上巻
ユヴァル・ノア・ハラリ(著)
柴田裕之(訳)
- こんな人におススメ。
- ボクは何故この本を読んだのか
- 絶滅種の原因←人類が狩猟民族だったのが原因
- 絶滅種の原因←人類が原因の感想
- 言葉の発達
- 火を扱えるのは人類のみ
- 農耕技術の開発
- 農耕技術の発達
- 法律
- 最強の征服者 貨幣
- まとめ
こんな人におススメ。
- 歴史が好きな人
- 知識をつけ、人に自慢したい人
ボクは何故この本を読んだのか
ボクも歴史には少し興味があります。でも今までは戦争物だったり時代劇物だったりしました。サピエンスと初めて聞いたとき、ホモサピエンスの話なんてそんなに面白いのか?というのが読むきっかけでした。
ところが内容は自分が思っていた内容とは全然違っていてホモサピエンス=人類の歴史の本だったわけです。なるほどと感心しながらずっと読んでいた本でした。
少し内容とボクなりの感じたことを書いていきたいと思います。
長くて面倒な人はまとめだけでもどうぞ。
絶滅種の原因←人類が狩猟民族だったのが原因
妊娠して子供が生まれて種を増やすよりもサピエンスに駆られてしまうことの方が早いため段々数が減っていき最後には絶滅してしまった。
サピエンスは外見は凶暴そうに見えないので初めて彼らに遭遇しても警戒されにくかった。その結果、大型動物はサピエンスにとって狩猟しやすい環境だった。
サピエンスは狩猟採取民族のため大陸間を移動し、その都度狩猟するので他の種がサピエンスを警戒するという学習する時間が得られなかった。(時間が足りない)
因みにガラパゴスはサピエンスが上陸する時期が他の地域に比べると遅かったため、現在でも古代から存続している種がいる。
絶滅種の原因←人類が原因の感想
生まれる数よりも死んでいく数が多ければ絶滅の道を辿っていくというのは納得ですね。現在でも乱獲や森林の伐採により生態系が崩れて種の数が減っていくニュースなどを時折、目にします。今は保護っていう考えがあるけどその時代はそんなこと考えていられなかったのだろうと思います。
サピエンスが外見上狂暴そうに見えないって、よほど弱そうに見えたか、害悪に見えなかったんだろうか。今でもいい人そうに見えて本当は性悪なんて言う人いますよね。違うか。
あいつらはヤバい奴らだって仲間たちに教える間もなく狩られてしまったんだろうな。
この話を聞いてウォーキング・デッドを思い出したのはボクだけでは無いはず。
ガラパゴス諸島にしか生息していない動物達ってこういう経緯で生き延びていたんだなってこの本で初めて知りました。沖縄とかにも絶滅危惧種とかいるってことはユーラシア大陸とか陸続きにいた生物は数が減っていたけど人類がいなかった島国なんかは結構生存率が高かったのかなって思ってしまいます。
言葉の発達
言葉の発達によってコミュニケーションを取りやすくなり、危険の通達や情報の共有などによって種の存続を守ってきた。
これに関しては同感かな。人類は団体行動得意だもんね。
火を扱えるのは人類のみ
サピエンスは火を扱えることで調理を覚えた。
火を扱えないチンパンジー等とは違い、調理を剃ることで食べ物を柔らかくして食べることで消化が良くなりその結果、食事の時間を短縮することができた。
おおいしげった密林は危険な生物が生息するためサピエンスにとっては驚異だった。火で木々を焼き払うことで開けた土地を開拓するだけでなく、危険な生物から身を守ることができた。しかし、木々を焼き払ってしまうことで他の生物の住処やそれを食していた生物の食べ物まで奪うことになってしまった。
食事の時間を短縮させるってのは意外でした。ただ、調理すると食材は美味しくなるよね。そんなこと関係ないか。
木々を焼き払って身の安全を確保するってのはわかるんだけど結果的にこれによって絶滅する生物が出てくるんだよね。
農耕技術の開発
小麦はもともと狭い地域に生息していた。
ところが小麦が栽培できることが分かると人類は大陸を移動しながら狩猟採取することを止め、その土地で小麦を栽培することを始めた。
面白い解釈
この本で言っていることは人類が小麦を栽培することを発見したことを褒めているのではなく、小麦が種を存続させるためにサピエンスを操り利用したということ。小麦はサピエンスに土を耕させ、生息しやすい場所を手に入れ、水を与えさせ時には肥料も与えさせた。小麦が生息するためには邪魔な存在である草や昆虫を駆除させるために人を操っていたと書かれている。
ボクの家も農家で米を作っているんだけど、なんと米になる稲に操られていることになるね。でも言われてみれば確かにそう。だって稲の成長具合によって稲の世話してるもんね。この章は読んでてとても興味深かった。
農耕技術の発達
人類は種を地中深くに種を埋めることで作物が育ちやすいことを覚えた。その次に除草したり作物を食する昆虫を排除することを覚えた。
今となっては当たり前のことなんだけど、最初からこれらの知識があったわけではないんだよね。いろいろな経験をし、失敗して試行錯誤しながら成長していくことで今の農業のやり方に行き着いたんじゃないかと思う。
だから、出来ないのは当たり前で根気よくやり続ければ自然と実力が付いてくるということをこの章で学んだ感じがしますね。
法律
法律もしっかりあったようですが、当初は人権はなんてものは無かったようです。
住民の階級によって同じ罪でも罰が違うのは何か不公平ですね。
ハンムラビ法典にも触れていますが目には目を歯には歯をってここから来たのか。
内容が凄い怖いわ。
最強の征服者 貨幣
流通の初めの頃ってやはり物々交換なんだけどやっぱり不都合が出てくるわけで。
そこから貨幣というものが発明されたって話はとても興味深かったです。
人類って凄いなと。
まとめ
ここまで長かったんだけどここに書いてあるのはホンの一部。全部は頭に入りきらなかったです。入ったらすごいけど。訳も丁寧で分かりやすいため、ボクのようなレベルの低いオツムでも理解しやすい人類の歴史書です。かなり沢山の方が読まれているようですがまだ読んでいない人は是非読んで見てください。
サピエンス全史を読むことにより人類の歴史を学び様々なしてんから物事を考えていけるようになると思います。今回ボクはまだ上巻しか読んでいませんが下巻も是非読みたいと思います。また、上巻だけでもお腹いっぱいになること間違いなしの一冊です。