子供を怒って上手くなるなら苦労しない
Alexas_FotosによるPixabayからの画像
ある日の夜。息子のバスケットボールの練習を見るために体育館へ行きました。
まだ練習開始時間まで時間があったので車の中から目の前のテニスコートを眺めていました。
目の前には親子らしい2人組がテニスの練習をしていたのですが、いきなりお父さんらしき人が中学生くらいの子供に向かってラケットを投げつけました。
何があったんだろう?お父さんが何か子供に向かって怒鳴っていました。
立ちすくんで呆然とその話を聞いている子供。
寒いこの冬空の下、しばらく説教されていました。可哀そうに。
気を入れなおして練習が再開されましたが、子供の返したボールがネットに当たりました。それを見た父親は片づけ始まります。
また怒ってる。そう見えました。今度はタバコをくわえながら説教です。
自分はミニバスのコーチをしています。正直言ってあれでは子供はテニスを嫌いになってしまうでしょう。
自分はバスケットボールが大好きで子供達にも好きになって欲しくて指導者になりました。でもあの父親のやり方では上手くなるどころか最悪テニスが嫌いになってしまいます。
子供は大人に意見なんて言えるわけありません。出来ない事には理由があるんです。指導者ならそこを見抜いてあげないといけないと思います。フォームが悪いなら直してあげるためにとことん付き合ってあげるべきですし、気持ちがいまいち乗らないなら思い切って休ませることもありだと自分は思います。
怒ってやらせるのは簡単です。子供は従うしかありませんから。でも落ち込んだ気持ちで練習して子供は上手くなるでしょうか?僕はならないと思いますね。
正直言って怒って従わせる方法は低レベルです。恐怖心でしか子供を動かせないなんてダメですよね。
じゃあどうしたらいいのでしょうか?僕ならまず成功するコツを教えてあげます。もし今やっている練習がその子にとって難しいのであれば分解してレベルを下げてあげますね。そして少しでもいい方向へ向いてきたらホメてあげます。
これだけで子供はやる気を出してくれます。誰だって失敗続きでは嫌になってしまうし怒られれば追い打ちもいいところです。
まずは自分が指導することを楽しみましょう。そうすれば選手である子供が楽しんで上達していきます。指導する自分のレベルがあがらないと指導を受ける子供のレベルも上がりませんよ。
少し暗い話になってしまいましたがどうしても気持ちが抑えられませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。